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パネルオファー価格、6月も上昇続く見通し【表】


ニュース 電子 作成日:2009年5月6日_記事番号:T00015180

パネルオファー価格、6月も上昇続く見通し【表】

 
 友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)が第1四半期そろって200億台湾元(約600億円)前後の赤字となるなど液晶パネル業界の損失拡大を受けて、台湾勢を含むパネル各社は5月のオファー価格を3~10米ドル引き上げている。市場調査会社、ウィッツビューの張小彪研究部主管は、需給バランスやオフシーズンに入ることとは関係なく、パネル価格は6月も値上りが見込まれるとの見通しを示した。6日付経済日報が伝えた。
 
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 5月のパネルオファー価格は、液晶テレビ向けで全サイズで5米ドル上昇。主力の32インチでは損失がこれ以上拡大しないよう、メーカーは10米ドルの値上げを目標としているもようだ。液晶モニター向けおよびノートパソコン向けは3~5米ドル上昇、ノートPC向けのうち発光ダイオード(LED)バックライトモジュール搭載パネルは5~7米ドル上昇となっている。

 張主管は、台湾パネルメーカーは第2四半期中には少なくとも現金コスト水準を回復する見通しで、業績は赤字ながら損失は縮小、第3四半期には黒字転換の見込みもあるとの予測を示した。