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力晶、社債の償還繰り延べを模索


ニュース 電子 作成日:2009年5月6日_記事番号:T00015182

力晶、社債の償還繰り延べを模索

 
 力晶半導体(PSC)は5日、6月18日に償還期限を迎える総額1億5,800万米ドルの海外転換社債について、社債保有者に償還期限の繰り延べと株式転換価格の再設定への同意を求める文書を発送した。6日付工商時報が伝えた。

 力晶の株価は転換価格の20.17台湾元(約60円)を大幅に下回り、5日時点で5.32元まで下落している。社債保有者が一斉に償還を求めれば、財務状況の悪化が避けられない。同社が転換価格を変更するためには6月26日に予定される定時株主総会での議決が必要になる。このため、同社はいったん償還期限を繰り延べを求めることにした。

 消息筋によると、力晶の経営陣は、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)のケースを参考に、額面の25%で社債の公開買い付けを実施することも検討しているもようだ。