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台湾航空業界、中国北部領空の通過に可能性


ニュース 運輸 作成日:2009年5月7日_記事番号:T00015191

台湾航空業界、中国北部領空の通過に可能性

 
 7日付工商時報が権威筋の情報により報じたところによると、中国政府は台湾の航空業者に対し、北方領空の通過権を付与することを検討しているもようだ。台湾は先月26日に行われた中台公式協議(江陳会談)で、「以遠権」の開放を中国側に要望した。しかし以遠権は主権問題に関係するため中国側が協議すること自体に否定的で、台湾側はこのため「領空通過権」を認めるよう先立って求めていた。中国領空の通過が実現すれば、台湾の航空機は途中迂回(うかい)や着陸をせずに欧州まで飛行できるため、燃油を節約できる。

 交通部民用航空局(民航局)の李龍文局長によると、台湾は既に中国南部の領空通過権は得ており、今回は欧州に向かう際にハルビン(黒龍江省)、瀋陽(遼寧省)一帯の領空通過を認めるよう求めた。

 同案件については中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長も、「開放に向け、双方当局者の間で協議が可能」と語っている。