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セメント価格、供給過剰で大幅下落【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年5月7日_記事番号:T00015199

セメント価格、供給過剰で大幅下落【表】

 
 セメント価格が5月に入って台湾産、輸入品とも大幅に下落し、7日付経済日報によると、値下げ幅は1トン当たり最大150台湾元(約445円)と過去9年で最大規模となっている。
 
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 価格下落の原因は供給過剰で、現在の1トン当たりの価格は台湾産で2,450~2,600元(下落幅100~150元)、輸入品で2,450~2,500元(下落幅50~80元)となっている。セメント各社はこれまで下半期業績を好感されていたが、影響が懸念される。

 環球水泥(環球セメント)はセメント価格の下落について、粗利益率の低下は見込まれるが、原料の石炭価格が下落しているため、それほど影響はないとの認識を示した。

 業界関係者によると、第1四半期は需要がマイナス20%と大幅に減少した。第2四半期も現時点で回復の兆しは見えておらず、遅れが出ている政府の公共工事拡大の進度や、中断している民間の不動産開発計画などが、今後の業界の景気見通しのポイントとなるもようだ。