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台塑集団が異例の格下げ、「資金調達に影響なし」


ニュース 石油・化学 作成日:2009年5月7日_記事番号:T00015203

台塑集団が異例の格下げ、「資金調達に影響なし」

 
 格付け会社の中華信用評等(タイワン・レーティングス)は6日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の長期発行体格付けを「twAA+」から「twAA-」に引き下げた。同社の格付け引き下げは過去50年近くなかった異例のことだという。7日付経済日報が伝えた。

 中華信評は格付け引き下げの理由について、台プラグループは業績と手元流動性が低下しており、今後1~2年の好転は難しいと判断したことを挙げた。ただ、同格付けのアウトルックは依然「安定的」に据え置いた。

 台プラグループ主管は格付け引き下げに残念だと表明した上で「昨年第4四半期は世界金融危機の影響で利益が大幅に減少したが、今年第1四半期には速やかな回復を遂げ、そのスピードは世界の石油化学業界でも群を抜いている」と強調した。また、経営が長期にわたって安定しているため投資家の信頼は厚く、格付けの引き下げはグループの債券市場における資金調達には影響しないとの見方を示した。