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米カーライル、大衆・京城・遠銀の合併画策か


ニュース 金融 作成日:2007年7月16日_記事番号:T00001523

米カーライル、大衆・京城・遠銀の合併画策か

 
 米投資ファンドのカーライル・グループが、大衆商業銀行の増資計画に高値で応じたことを受け、外資関係者の間では、カーライルが京城商業銀行(旧台南区中小企業銀行)、遠東国際商業銀行との3行合併を画策しているとの観測が広がっている。16日付工商時報が報じた。

 3行合併が実現すると、外資主導では空前の金融再編劇となり、業界地図を塗り替えることになる。

 外資筋は「カーライルが高値で大衆銀の増資に応じたのは、同行を踏み台にして別の合併計画を推進するためだ。遠東銀と京城銀を傘下に収めると、店舗網を相互補完できる。支店数149カ所の経済規模で、監督官庁の支援も得やすい」と指摘する。

 国内金融持ち株会社幹部は「実現は難しくない。投資ファンドがまず存続銀行の株式70~80%を掌握し、さらに合併対象の2行に対する持ち株比率を高めた上で、株式交換による合併を進めれば巨額の買収資金は必要なくなる」との見方を示した。