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アムトラン、減給分の遡及支給を実施


ニュース 家電 作成日:2009年5月8日_記事番号:T00015233

アムトラン、減給分の遡及支給を実施

 
 米ビジオ向けに液晶テレビの受託製造を行っている瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)は第1四半期の利益が4億2,200万台湾元(約12億6,000万円)と予想を上回ったことを受け、金融危機下の経費節減を理由に今年初頭から実施した従業員に対する減給分を、さかのぼって支給する。景気回復の兆しが見えたとして、無給休暇や減給措置の取りやめが続く電子業界でも異例の措置だ。8日付蘋果日報が伝えた。

 アムトランは今年1月から、高級管理職に自発的な減給を呼び掛け、呉春発董事長を含む42人が1~2割の給与カットとなっていた。アムトランによると、この措置で月間105万元程度、3カ月で約315万元の節減となったもようだ。ある管理職は「なかったものと考えていただけにうれしい」と語った。

 このほかファウンドリー業界でも、台湾積体電路製造(TSMC)が4月からの無給休暇の取り消しに加え、中級以下の管理職の交通手当を5月から復活させた。聯華電子(UMC)も、第2四半期に入り業績が大きく反発したことで、黒字転換の実現を見越し4月分の給与に0.5カ月分を上乗せして支給する。