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銀行の力晶支援、50億元の株式担保が条件


ニュース 電子 作成日:2009年5月8日_記事番号:T00015240

銀行の力晶支援、50億元の株式担保が条件

 
 消息筋によると、DRAM大手の力晶半導体(PSC)が債務繰り延べを求めている問題で、兆豊国際商業銀行をはじめとする債権銀行44行は今月5日に会合を持ち、6月末に返済期限を迎える債務の返済を年末まで繰り延べることを決めた。ただ、債権銀行団は力晶が保有する瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)など関連会社の株式50億台湾元(約150億円)相当を担保として差し入れることなどを付帯条件に掲げた。8日付工商時報が伝えた。

 債権銀行は今回の決定を持ち帰り、取締役会決議などの手続きを進め、6月30日までに債権銀行の半数の賛成が得られれば、返済繰り延べが成立する。付帯条件は前回の繰り延べに比べ厳しい内容となっている。

 このほか、▽社債を公開買い付けする際の価格を額面の40%以上に設定すること▽力晶の1株当たり純資産を5元(現在5.05元)以上に維持すること──も条件に含められた。