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新型インフルエンザ、初感染発表もすぐに撤回


ニュース 社会 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015247

新型インフルエンザ、初感染発表もすぐに撤回

  
 11日午前0時ごろ、葉金川行政院衛生署長が記者会見を開き、5日米国から帰台した後、発熱などの症状が出ていた台北市に住む母娘について「90%の確率で感染が確認された」と報告し、「台湾の防疫警戒レベルを第2級に引き上げる」と発表した。しかしその1時間半後、「最終的な検査の結果、感染していないことが判明した」と発表、警戒レベルも1級に戻された。11日付中国時報などが報じた。
 
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11日午前0時ごろ、「台湾初の新型インフルエンザ感染が出た可能性が極めて高い」と発表する葉衛生署長(中央)(11日=中央社)

 新型インフルエンザ(H1N1型)の緊急対策本部、中央流行疫病指揮センターによると感染が疑われた母娘は、母親が32歳、娘は1歳9カ月で、5日米オレゴン州ポートランドからノースウエスト航空NW005便(座席番号21G)で東京に到着し、その後NW021便(座席番号 35G)に乗り継いで同日午後10時20分に桃園国際空港に到着した。

 2人は機内でインフルエンザの症状はなかったが、翌6日以降のどの痛み、微熱、せきなどの症状が現れたため、7日午後2~3時に台湾大学医院産婦人科(何弘能医師)で、8日午後2~3時に台北市立聯合医院仁愛院区の小児科(蘇聿懋医師)で診察を受けた。翌9日午前10時~11時にも再度仁愛院区を受診し、子供の症状に異常を覚えた陳大成医師が中央流行疫病指揮センターに通報した。

 中央流行疫病指揮センターによると、母娘は帰台後家族9人以外とは「密接な接触」をしておらず、この家族も既に隔離されているが、現在のところ新型インフルエンザの症状は出ていない。