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江丙坤海基会董事長、辞意を撤回


ニュース 政治 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015249

江丙坤海基会董事長、辞意を撤回

 
 対中国窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の江丙坤董事長が辞意を表明した問題で、全力で慰留に努める馬英九総統は8日午後、歴代総統で初めて海基会を慰労に訪れ、江董事長に辞任の意思を改めるよう説得した。その結果、江董事長は「任務を貫徹するため、努力を継続する」と辞意撤回を表明した。9日付中国時報などが報じた。
 
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海基会を訪れた馬総統(右)と握手を交わす江董事長(左)。「陳雲林会長との約束を果たす」との辞任撤回理由に、民進党から「馬総統のためでなく、中国のために留任するのか」と批判の声が上がった(8日=中央社)
 
 観測によると、馬総統は8日早朝にも江董事長に面会して説得を試みたが、江董事長は依然、辞任の意思が固く、面会後に行政院大陸委員会(陸委会)に対しても辞表を提出した。これを受けて馬総統は、陸委会に「全力で慰留に努めよ」との指示を出し、さらに急きょ海基会訪問をスケジュールに加え、頼幸媛陸委会主任委員らとともに説得を続けた。

 その結果、江董事長は「(前回の中台公式協議が行われた)南京で陳雲林・海峡両岸関係協会(海協会)会長に対し台湾に招待すると言った約束を果たさなければならない」と次回の中台協議までは董事長職にとどまる考えを示した。