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労工保険、兼業先でも加入義務付け


ニュース その他分野 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015252

労工保険、兼業先でも加入義務付け

 
 行政院労工委員会は10日までに、複数の勤務先を持つ兼業勤労者について、いずれの勤務先でも労工保険への加入を今月から義務付けることを決めた。11日付経済日報が伝えた。

 労工委の判断に基づけば、雇用主は全体で年間数十億円の負担増を強いられる見通しだ。中小企業協会の林秉彬理事長は「新規定は不合理だ。もしある勤労者が3つの仕事を持つ場合、業者が保険料の重複負担を強いられるだけで、従業員には何の得にもならず、労工保険基金の保険料収入が増えるだけだ」と不満を表明した。

 パートタイムの雇用者が多い飲食店業界は影響が特に大きい。中小飲食店経営者は「労工保険料が上昇したことに加え、1年足らずの間に人件費だけで20%も上昇することになる」と頭を抱えた。