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新会計基準、3〜4年後に一斉導入へ


ニュース その他分野 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015254

新会計基準、3〜4年後に一斉導入へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の劉啓群委員は8日、台湾で導入時期をめぐる調整が続いている国際会計基準について、段階的な導入ではなく、3~4年後の一定時期に一斉導入する方針を明らかにした。9日付工商時報が伝えた。

 中華民国会計研究発展基金会は当初、年間1~2件のペースで国際会計基準を段階的に導入するとしていた。しかし、金融危機で新会計基準が企業業績に及ぼす影響に懸念が高まったことなどから、導入が先送りされていた。

 消息筋によると、金管会と関係機関による作業グループは、10号、33号、34号会計基準を将来、一斉に国際基準であるIAS2、IAS39に移行させる方針を固めた。導入時期については2012年との構想もあったが、保険業界をはじめとする強い反対を受け、依然検討が続いている。

 劉委員は、「いつ国際基準を導入するにせよ、企業には十分な対応期間を与える。今後数年間で自主的な調整を求めたい」と指摘した。