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IGS、セガ・華立と提携で中国進出


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年5月11日_記事番号:T00015257

IGS、セガ・華立と提携で中国進出

 
 ゲーム大手の鈊象電子(IGS)は8日、日本のセガおよび中国のアーケードゲーム販売最大手、華立科技(WAHLAP TECHNOLOGY)と戦略提携を結び、中国市場の開拓を進めると発表した。まず、トレーディングカードを使ったセガの人気アーケードゲーム「三国志対戦」シリーズの新型機「覇・三国志対戦」を今年第3四半期にも同国市場で発売する。中国文化部は2010年5月までに、商用ゲーム機販売をすべて当局による事前許可制とする予定で、これに伴う買い替え需要による商機を狙う。9日付工商時報が伝えた。

 中国アーケードゲーム市場で4割のシェアを持つIGSの李柯柱董事長は、「『覇・三国志対戦』は当社とセガ提携による大中華市場進出の第一歩」と話し、将来的にはセガとの協力により日本市場進出も視野に入れていると表明した。華立は中国でのゲーム機組み立ておよび販売を担当する。

 IGSの4月売上高は、イタリア政府の政策変更による買い替え需要に後押しされ、前年同月比5割増の2億7,000万台湾元(約8億円)だった。中国市場での買い替え需要により来年も、高水準の売上高維持が期待できるとみられる。