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旺旺集団の中国販売拠点、「今年120万カ所に増強」


ニュース 食品 作成日:2009年5月12日_記事番号:T00015289

旺旺集団の中国販売拠点、「今年120万カ所に増強」

 
 食品大手、旺旺集団の林鳳儀副総経理は11日、中国持ち株会社、中国旺旺控股(ウォント・ウォント・チャイナ)は今年、人員を50%増やして中国での商品販売拠点を現在の80万カ所から120万カ所に増強すると発言した。その上で在庫サイクルを108日から50日まで短縮し利益獲得能力の向上を目指す。12日付経済日報が報じた。

 林副総経理によると、これまで中国旺旺は、中国各地の販売業者を通じて同社商品を販売してきたが、今年は直接販売を強化する。

 約400万カ所存在する中国の小売り販売店のうち、大部分が従来型商店でコンビニや量販店の占める割合は小さいという。しかも中国は食品メーカー数が世界一多く、すべてのコンビニに旺旺の商品を置くことは非常に難しいため、直接販売によって従来型雑貨店市場での展開を拡大する構え
だ。

 旺旺集団の中国事業は過去数年、年平均21%の成長を達成、2008年も売上高、利益ともに30~40%の成長を遂げた。しかし林副総経理は、昨年下半期は金融危機の影響で厳しい局面を迎えたと危機感を示した。