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作成日:2009年5月12日_記事番号:T00015296
バックライトモジュール各社、4月は増収
液晶パネル市場の回復を受け、バックライトモジュールメーカー(BLM)各社は4月、前月比で軒並み増収となった。12日付電子時報などが報じた。
中強光電(コアトロニック)の4月連結売上高は、前月比19%増の47億3,300万台湾元(約140億円)だった。BLMによる売上高は同26%増の36億3,300万元で、うち液晶テレビ用の出荷が同64%増の79万枚と好調で、発光ダイオード(LED)ノートパソコン用は147万枚とノートPCの53%を占めた。5月は全体で10%以上の出荷成長を見込む。
パネル最大手の友達光電(AUO)傘下で、ノートPC用を主力とする奈普光電科技(タイワン・ナノ・エレクトロオプティカル・テクノロジー)の4月連結売上高は、前月比15.43%増の3億8,700万元だった。同じくAUO傘下の輔祥実業は、同22.89%増の17億1,900万元で、テレビ用が30%、液晶モニター用が55~60%を占めた。
パネル大手、奇美電子(CMO)への出荷比率が70%以上の大億科技(ケンモス・テクノロジー)の4月売上高は、前月比20%増の5億元だった。出荷の90%近くを占めるノートPC用は、第1四半期の36万セットから、第2四半期は倍増させ、通年で300万セット以上を目指す。