ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

元太科技、電子ペーパー好調で4月28%増収


ニュース 電子 作成日:2009年5月12日_記事番号:T00015297

元太科技、電子ペーパー好調で4月28%増収

 
 中小型パネルの元太科技工業(PVI)の4月売上高は前月比28.29%増の9億1,600万台湾元(約27億円)だった。現在、台湾メーカーで唯一電子ペーパーを量産する同社は、2月から新竹の第2.5世代工場の全生産ラインでフル稼働で電子ペーパー生産に当たっているものの供給が追い付かないため、4月からは買収した韓国ハイディスのラインでも生産を始めた。12日付工商時報が伝えた。

 元太の劉思誠董事長によると、電子ペーパー事業は3年以内に10倍の成長を遂げると予想していたが、既に2年でこれを達成、今年は昨年の3倍のスピードで成長するとみている。今年下半期には10インチクラスの製品、来年はカラー製品の発表を予定している。また、歩留まり率を向上させるとともに、3~5年以内に大型広告看板への応用を手掛けたいと意欲をみせている。

 市場調査会社、ディスプレイバンクによると、電子ペーパー市場は2020年までに70億米ドル規模までの成長が見込める。また、電子ペーパーを含むフレキシブルティスプレイがディスプレイ市場全体に占める割合は、15年までに10%、19年までに40%に達する見通しだ。