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鉄鋼・金属
作成日：2009年5月13日_記事番号：T00015322
中台の「中鋼」、合弁事業に意欲
台湾を訪問中の中国国営企業、中国中鋼集団（シノスチール）の黄天文董事長は12日、台湾の中国鋼鉄（ＣＳＣ）を訪れ、両社合同での第三地への投資に前向きな姿勢を初めて示した。これを受け台湾の中鋼の陳源成総経理も、両社の協力関係を強化し、合弁での工場設立も視野に入れていると応えた。13日付工商時報が伝えた。
陳総経理はまた、両社は共通認識として、ベトナムやインドなど新興市場では、経済発展に伴い鉄鋼需要が大幅に伸びると好感しており、さらにこれらの市場には台湾の中鋼の拠点が既にあると指摘した。
陳総経理はさらに、2006年に両社が交わした「戦略協力協議」が、情報交換の段階から今や実質的な業務提携の段階に進んだと語った。具体的には、今後３年以内に中国の中鋼集団から圧延ローラーや耐火材などを調達する構想を挙げた。
