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鴻海、LPLに出資の観測


ニュース 電子 作成日:2007年7月16日_記事番号:T00001539

鴻海、LPLに出資の観測


 韓国の液晶パネル大手LGフィリップスLCD(LPL)に出資する蘭フィリップスが、株式譲渡期間満了を受け、LPLの株式30%を放出するとの観測が強まり、台湾では鴻海精密工業が取得に乗り出すとの見方が出ている。14日付経済日報が伝えた。
 
鴻海による出資は、傘下の群創光電(イノルックス・ディスプレイ)への液晶パネル供給を確保する上でプラスになるが、群創は「そのような問い合わせを受けてはいるが、何も聞いていない」と報道内容についてコメントを避けている。

 LPL株の取得候補には、シャープ、松下電器、東芝など日本勢の名前も挙がっている。

 証券業界の半導体アナリストは、LPLが複数の外国企業の出資を新たに受け入れるとみており、鴻海の出資が実現する場合、出資比率は10~15%になると推測した。

 群創は自社でも今年、液晶パネル1,000万枚の生産を見込むが、外部からの調達量はそれを上回る1,500万枚に達する見通し。