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作成日:2009年5月20日_記事番号:T00015460
技術革新度ランキング、台湾は世界6位
英エコノミスト誌の調査機関、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が最新の調査に基づいて発表した「2009~13年技術革新度指数(Global Innovation Index)」で、台湾は世界第6位の高い評価を受けた。1位は日本で、アジアでは台湾が2位に付けた。19日付聯合報が報じた。
同調査の結果は5年に1度発表され、各国・地域における研究開発(R&D)のGDP(国内総生産)に占める割合や労働力教育水準、日米欧で獲得した特許数などによって指数化される。
今回の調査で台湾の指数は10点満点中9.44点で、前回調査の9.37点を上回った。台湾以外の旧NIESは▽韓国、11位▽シンガポール、16位▽香港、22位──で、中国は46位となっている。
行政院経済建設委員会は、台湾の07年研究開発費総額が3,313億9,000万台湾元(約9,640億円)と、前年比7.9%増加したことや、研究開発費が域内総生産(GDP)に占める割合が2.6%とドイツやデンマーク、フランスより高かったことなどが評価を高めた要因と分析している。
また台湾は、07年の重要科学雑誌に掲載された論文の数が1万7,914件で世界15位、米国で獲得した発明特許件数は6,128件で世界5位となった。