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作成日：2009年5月21日_記事番号：T00015500
ＴＥＣＯと瑞智精密、中国省エネエアコン政策に恩恵期待
中国財政部は20日、省エネルギー効果のあるクーラー・エアコン普及に毎年10万台以上の貢献を行った業者に対し、１台当たり300～850人民元（約4,200～１万2,000円）の補助金を支給すると発表した。中国にエアコンやコンプレッサー工場を持つ東元集団（ＴＥＣＯ）、声宝（サンポ）傘下でコンプレッサー最大手の瑞智精密が恩恵を受けそうだ。21日付経済日報が報じた。
ＴＥＣＯの黄茂雄会長は20日、同社は山東省青島市にコンプレッサー工場、江西省南昌市にエアコン工場がある上、中国が定める省エネ効果５段階のうち、最高クラスに相当する製品の開発に成功したと優位性を強調した。同製品は６～７月、中国現地の業者を通じて販売する予定だ。
瑞智精密は、広東省恵州市に中国家電大手のＴＣＬとの合弁コンプレッサー工場を持つほか、サンポが海爾集団（ハイアール）と友好関係を築いているため、中国家電市場の需要拡大に伴い、さらなる商機が期待できそうだ。
