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作成日:2009年5月22日_記事番号:T00015515
新型インフルエンザ、新たに2人の感染確認
20日の台湾での初の新型インフルエンザ(H1N1)への感染例確認に続き21日午後、第2、第3の感染例確認が相次いで報告された。22日付中央社などが報じた。
2例目の感染者は、台湾人留学生(女性22歳)で19日ニューヨーク発のキャセイパシフィック航空CX831便に搭乗し、20日に香港でCX468便に乗り換え、同日午後9時30分に桃園国際空港に到着した。この感染者の航空機での座席番号はCX831便が61C、CX468便が37Aとなっている。対策本部に当たる中央流行疫病指揮センターでは、CX831便58~64列目、CX468便34~40列目に座っていた乗客に対し速やかに同センターホットライン(1922)に連絡するよう呼び掛けている。
3例目も米国から帰台した台湾人留学生(女性23歳)で、サンフランシスコ20日午前1時40分(現地時間)発の長栄航空(エバー航空)BR17便(座席番号66E)に搭乗し、台湾時間21日午前5時50分に桃園空港到着、同日午後になって感染が確認された。この留学生は搭乗中マスクを付けておらず、さらに同乗して帰台した姉は到着時発熱が見られず帰宅して母親と接触したという。現在この2人に対しても検査が行われている。
疫病指揮センターは同便の乗客、特に前後3列に座っていた「密接接触者」に対してもホットラインへの連絡を呼び掛けている。