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作成日：2009年5月25日_記事番号：T00015568
鴻海、クラウド・コンピューティングに参入
鴻海精密工業と資訊工業策進会（資策会）は、クラウド・コンピューティングのソフトウエア開発プロジェクトを６月に立ち上げる。資策会は近く経済部に研究経費の支援を求め、官民共同の台湾クラウド・コンピューティング実験室を設置する。中華電信にも参加を求める方針だ。25日付経済日報が伝えた。
クラウド・コンピューティングとは、コンピュータ処理をインターネット経由で行う新たな利用形態を指す。鴻海は台湾企業として初めてクラウド・コンピューティング分野に参入する。現時点では実験段階にとどまっているため、投資金額は1,000万台湾元（約2,900万円）ほどだが、鴻海は将来的に同分野で中心的役割を果たしたい構えだ。官民共同の実験室成立後には、投資規模が最終的に1,000億元まで拡大する見通しだ。
これに伴い、鴻海は高雄ソフトウエア園区北区に19億元を投じ、研究開発（Ｒ＆Ｄ）施設を設ける計画だ。
