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台湾中油、ベネズエラの油田権益に危機


ニュース 石油・化学 作成日:2007年7月17日_記事番号:T00001557

台湾中油、ベネズエラの油田権益に危機


 ベネズエラ政府が油田国有化政策を打ち出したことを受け、台湾中油は同国で保有する油田2カ所権益を守るべく、当局との交渉に乗り出す構えだ。

 ベネズエラのチャベス大統領は今年2月、同国の油田に対する政府の権益を60%以上に引き上げる国有化政策を始動し、外資系石油各社に時価ではなく簿価で権益譲渡を求めている。台湾中油は必要があれば国際商事仲裁を求めることも辞さない姿勢を見せている。

 台湾中油は、同国のパリア湾西鉱区で油田2カ所に権益を保有している。1カ所は米コノコ・フィリップスとの合弁で、6.5%の採掘権を保有しており、今年初めに生産を開始している。中油の投資額は7,400万米ドル。もう1カ所は同鉱区の仏ENIとの合弁油田で、探査段階にある。7.5%の採掘権を持ち、600万米ドルを投資している。