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作成日：2009年5月26日_記事番号：T00015579
天喜旅行社、不渡り570万元で営業停止処分に
日本行き団体ツアー大手の天喜旅行社（スカイラーク・トラベルサービス）はこのほど570万台湾元（約1,650万円）の不渡りを出し、25日交通部観光局により営業停止処分を受けた。業界関係者によると、同社は日本ツアーに業務を集中させていたため、最近の円高・台湾元安により為替差損が膨らんだほか、新型インフルエンザ発生の影響を受けたことが資金繰り悪化につながったとみられる。なお同社は、昨年末にも不渡りを出していた。26日付経済日報が伝えた。
天喜旅行社の黄清涼総経理は、既にツアーに出発した企業や学校からの代金未納額が1,000万元以上あるため、経営に問題はないと説明している。
観光局によると、同社には代金支払い済みで未出発の同社ツアー客が５月は298人、６月は352人控えており、他社ツアーへの切り替えを手配するか代金全額返還の手続きを進めるよう促している。また、３カ月以内の業務改善計画の提出も求めている。
なお、中華民国旅行業品質保障協会は25日、同社の退会処分を決定した。
