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中鴻の鉄鋼製品、約10カ月ぶり値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年5月26日_記事番号:T00015584

中鴻の鉄鋼製品、約10カ月ぶり値上げ

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は25日、6月の鉄鋼製品について、熱延・冷延製品、亜鉛めっき鋼板の台湾内、輸出向けともに値上げを決定した。台湾向けは冷延・熱延ともに1トン当たり800台湾元(約2,320円)、亜鉛めっき鋼板は同850元の値上げ、輸出は地域によって同35~55米ドル引き上げる。国際市場での価格反発を受けた措置で、26日付工商時報によると約10カ月ぶりの値上げとなる。

 値上げ後の価格は熱延が1トン当たり1万5,300元、冷延が1万8,850元となる。値上げ幅は平均4.5~5.5%。

 中鴻の陳沢浩董事長は、市場在庫が間もなく底をつく見込みで、さらに川下メーカーの受注状況も全面的に好転していることから、鉄鋼製品価格も上昇に転じ、市場の見通しも明るくなっていると説明した。

 ただ、郭啓華財務服装経理は、価格は実際の市場に近づいてきたももの、日本から輸入する原料のスラブ鋼などは高コストで、利益獲得にはまだ遠いと表明した。