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中国のパネル調達、44億米ドルに倍増見通し【図】


ニュース 電子 作成日:2009年6月3日_記事番号:T00015724

中国のパネル調達、44億米ドルに倍増見通し【図】

 
 台湾液晶パネルメーカーとの調達交渉のため、中国大手カラーテレビメーカー9社を引率して来台した中国電子視像行業協会(CVIA)の白為民秘書長は2日、今年中国メーカーによる台湾からの液晶パネル調達額は、当初の22億米ドルから44億米ドルに倍増する見通しだと表明した。44億米ドルは、友達光電(AUO)の昨年売上高の3分の1に相当する。3日付経済日報が伝えた。

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 白秘書長によると、これは中国政府の農村への家電製品普及プロジェクト「家電下郷」により、テレビなどに用いるパネルの需要が高まっているためだ。

 中国家電メーカー9社は3日からAUO、奇美電子(CMO)、中華映管(CPT)、瀚宇彩晶(ハンスター)、群創光電(イノルックス・ディスプレイ)などと商談に入るが、白秘書長は「需要を確保させることで、台湾パネル業界の生産回復に貢献したい」と語った。

 四川長虹電器は今年の調達額を10億米ドルと見込んでおり、奇美電と技術協力を進める。TCLはAUO、奇美電および中華映管を中心に昨年の100万枚の2倍以上の調達を予定している。また、南京熊猫華信科技は約1,000万米ドルの調達を見込んでいる。