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バラ積み輸送費値上がり、台中港の業務量低下


ニュース 運輸 作成日:2007年7月18日_記事番号:T00001574

バラ積み輸送費値上がり、台中港の業務量低下


 台中港の今年上半期のバラ積み貨物の取扱量は171万トンで、昨年同期比7.15%の大幅な落ち込みを記録した。

 台中港務局はこの原因として、台湾電力台中港火力発電所の石炭積み降ろし機が故障したことにより、石炭取扱量が約99万トン減少したこと、およびバラ積み輸送のコストが大幅に上昇したため、荷主が空荷のコンテナ船に貨物を積んで台湾に戻るようになり、その際高雄港利用に切り替えるケースが増えたことを挙げている。

 台中港務局は陽明海運などの大手海運会社に対し、コンテナ船は高雄港到着後、台湾周回路線を利用してほしいという要望を提出した。もともと台中港で取り扱っていたバラ荷の取扱量を取り戻したい考えだが、陸運の方がコストが安いため、これらの企業が協力するかどうかは不明だ。