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中信金控事件、役員ら法廷証言へ


ニュース 金融 作成日:2007年7月18日_記事番号:T00001576

中信金控事件、役員ら法廷証言へ


 大手金融持ち株会社の中国信託金融控股(中信金控)が金融当局への申請前に兆豊金融控股の株式を間接的に大量取得した事件で、台北地裁は17日、中信金控の役員全員と辜濂松会長に法定証言を求める方針を固めた。同日付聯合晩報が伝えた。

 中信金控は2006年に兆豊金控への出資を金融監督管理委員会(金監会)に申請する前に、香港支店がデリバティブ取引の手法で兆豊金控株を大量取得してペーパーカンパニーに管理させ、10億台湾元もの利益を上げたとされる。

 台北地裁は、デリバティブ取引を董事会(取締役会)が承知していたかについて、役員らに証言を求める方針とされる。

 同事件をめぐっては、中信金控の張明田前財務長ら3人が起訴され保釈中のほか、海外に滞在している同社の辜仲諒副董事長らが指名手配されている。