ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

冷凍豚肉に有害物質、ファストフード供給業者の申請品


ニュース 食品 作成日:2007年7月18日_記事番号:T00001580

冷凍豚肉に有害物質、ファストフード供給業者の申請品

 
 マクドナルドなど台湾の主要ファストフード店に食肉を供給している米K&Kフーズが今月初旬に輸入を申請した冷凍豚肉3.6トンから、有害物質として使用が禁止されているラクトパミンが見つかっていたことが分かった。行政院衛生署は、問題の豚肉は高雄港の税関で輸入が許可されなかったため、市場に出回った可能性はあり得ないとしてるが、問題を明るみにした立法委員は、「衛生署が発表しなかったのは不自然」と対応に疑問を投げかけている。

 ラクトパミンはブタの肉付きを良くするために飼料に混ぜて使われることが一般的で、人が服用すると心臓の動悸が激しくなるなどの症状が起きるため台湾では禁止されているが、米国やカナダ、中国では規制されず使用されている。中国ではラクトパミンを原因とした食中毒事故が頻繁に起きている。

 衛生署によると、冷凍豚肉に残留していたラクトパミンは非常に微量で、業者は現場で処分したか、すでに米国に持ち帰った可能性が高いとしている。K&Kフーズマクドナルドのほか、バーガーキング、モスバーガーなどの著名ファストフードに食肉の供給を行っているという。18日付聯合報が報じた。