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ネットワーク設備の明泰と智邦、部品不足で売上高伸び悩み


ニュース 電子 作成日:2009年6月9日_記事番号:T00015841

ネットワーク設備の明泰と智邦、部品不足で売上高伸び悩み


 ネットワーク・通信設備の明泰科技(アルファ・ネットワークス)および智邦科技(アクトン・テクノロジー)は、中国の内需拡大政策「家電下郷」などによる需要急増を受けて部品不足が深刻で、出荷が受注に追いつかない状況が続き売上高が伸び悩んでいる。明泰の蕭蕃総経理は、現時点で受注分の2分の1しか出荷できていないと説明した。9日付経済日報が伝えた。

 明泰の5月売上高は前年比40%減、前月比15%減の12億2,000万台湾元(約36億5,000万円)で、1~5月累計では58億2,000万元、前年同期比の減少幅は37%に達した。ただ、6月分の受注量は4~5月の累計を超えており、同月売上高は前月比プラス成長が見込めるとしている。また証券会社によると、第2四半期は前期比で2割程度の増収が予想されている。

 一方、智邦の5月売上高は前年比23%減、前月比8.1%増の10億3,500万元となったが、3月比ではマイナスとなった。1~5月の累計は前年同期比20%減の49億4,000万元だった。同社でも部品不足で受注が出荷を上回る状態が続いているが、5月に続き6月も前月比成長が見込めるとしている。