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作成日：2009年6月10日_記事番号：T00015851
タイ行き卒業旅行、３人が新型インフル感染
行政院衛生署疾病管制局は９日、新型インフルエンザ（Ｈ１Ｎ１）の新たな感染３例が確認されたことを発表した。台湾で22～24例目となる３人は、いずれも大学の卒業旅行で今月１日から７日間のタイ行きツアー２団体に参加した学生だった。10日付中国時報が伝えた。
うち２例は３大学57人から成る団体に参加した24歳の男子学生で、同団体では５日に９人がのどの痛みやめまいを訴えたが、現地ガイドは医療機関に報告せず、民間療法および解熱剤で対処したという。
他の１例は別団体（１大学17人）の23歳の女子学生で、帰台前日に悪寒や鼻水などの症状を訴え、帰台時の体温は38度４分だった。
また、９日にはこれら２団体の74人のうち計20人が気分が悪いなどの症状を訴えて新型インフルエンザ対策本部に当たる中央流行疫病指揮センターのホットラインに連絡しており、今回のツアー参加者で体調に異常が発生したのは31人に上っている。
疾病管制局の施文儀副局長は、卒業シーズンを迎え、若者の団体旅行が増える中、関連当局の防疫作業が重みを増すと強調した。
