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台プラの六軽5期計画、下半期始動へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月10日_記事番号:T00015866

台プラの六軽5期計画、下半期始動へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が雲林県麦寮工業園区で進める第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画は、7月または8月に環境への影響に関する分析を終え、行政院環境保護署(環保署)での審査に送られる見通しだ。業界関係者によると、大気汚染物質排出量や用水量の問題解決にめどが付き、さらに台プラが環境評価作業を早めていることから、第6ナフサ第5期計画は下半期中に始動する可能性があるという。10日付経済日報が報じた。
 
 雲林県には第6ナフサのほか、国光石化もプラント建設を計画していたため、大気汚染物質排出量が許容量を超えるとして環境評価が差し戻されるなど、第6ナフサ第5期拡張計画は足踏みしていた。しかし国光石化が昨年、プラント建設地を彰化県大城郷に変更したことで、汚染物質排出量の問題は解消したとみられる。
 
 第6ナフサ第5期計画は、同工業園区内の未使用地に38項目にわたる大規模な投資を行うもので、計画が完了すれば年生産額は3,154億台湾元(約9,370億円)に上るとみられる。