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中鋼のQ3出荷、台湾向けを優先


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年6月10日_記事番号:T00015868

中鋼のQ3出荷、台湾向けを優先

 
 鉄鋼の在庫補充需要が川下で高まっていることを受けて、中国鋼鉄(CSC)は第3四半期、熱延製品の供給量を180万トンと、前期の90万トンから拡大する。また同社は製品の供給に「総量管理」方式を採用して、最近回復の兆しを見せている自動車メーカーなど台湾域内向けを優先する考えだ。10日付工商時報が報じた。

 中鋼幹部によると、川下メーカーは同社に対し、昨年第4四半期を基準とした熱延製品の供給増加を求めているが、既に中鋼の生産能力を超えており、求められる水準を満たすことはできない状態だという。

 中鋼傘下の中鴻鋼鉄でも、川下での需要の急激な高まりを受け、熱延製品の輸出量を減らし、台湾市場へ優先的に供給している。

 なお中鋼はきょう(10日)、7、8月分の台湾向け製品価格を発表し、適度な値上げが行われると予測されている。うち熱延製品の値上げ率は6%前後となる見込みだ。