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鉄鋼・金属
作成日：2009年6月10日_記事番号：T00015869
住友商事、建錩集団の中国本部に出資へ
住友商事は８日、ステンレスメーカー、建錩集団の中国における経営本部、昆山建昌金属科技に6,300万人民元（約９億円）を出資する契約を結んだ。住友商事が取得する株式は3,500万株で、持ち株比率は28％となる。10日付工商時報が報じた。
住友商事の荒井俊一・金属事業部門長は、「両社の資源を統合した昆山建昌は、大中華圏でステンレス販売ナンバーワン企業を目指す」と抱負を語った。また、世界に50社以上の加工拠点を有する住友商事のネットワークに、中国で加工・裁断能力や流通販売網を確立した建錩集団の経験を取り入れ、グローバルな経営モデルに発展させたいとしている。
建錩は中国の太鋼ステンレスや宝山鋼鉄と提携関係を持ち、豊富な原料供給源を抱えている。住友商事との提携やニッケル価格の回復により、６月以降、高度成長期に入ると宣言した。
