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力晶社債、4割現金償還を提示


ニュース 電子 作成日:2009年6月10日_記事番号:T00015876

力晶社債、4割現金償還を提示

 
 力晶半導体(PSC)は9日、今月18日に償還期限を迎える総額1億5,800万米ドルの海外転換社債について、社債保有者に40%を現金で償還、残る60%を新たに設定した転換価格で株式に転換することを提案する文書を送付した。10日付工商時報が伝えた。

 同社は先月、社債保有者に転換価格の再設定を打診したが、同意が得られなかったため、土壇場で償還計画の見直しを迫られていた。今回の提案を社債保有者が受け入れた場合、力晶の現金支出は20億台湾元(約60億円)前後に抑えられる。ただ、転換価格の再設定は株主総会での承認が必要となるため、予断を許さない状況だ。

 当初設定された転換価格は20.17元だが、同社の1株当たり純資産は3月末時点で5.1元まで減少している。同社が1株当たり純資産を引き上げるため、減資を迫られるとの見方も浮上している。