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馬総統、国民党主席選挙に出馬表明


ニュース 政治 作成日:2009年6月11日_記事番号:T00015884

馬総統、国民党主席選挙に出馬表明

 
 馬英九総統は10日、記者会見を開き、7月26日に投票される国民党主席選挙に出馬する意向を示した。11日付聯合報などが伝えた。

 馬総統は就任前の2007年2月に台北市長時代の特別費不正使用疑惑で起訴されたことを受け、党主席を辞任し、08年5月の総統就任後も呉伯雄主席に党運営を委ね、「党政分離」の方針を貫いてきた。馬総統は出馬理由について、「権力を拡張するためではなく、責任を尽くすためだ」と説明した。今後馬総統は与野党関係でも矢面に立つことになり、これまで以上に政治的手腕が問われる。

 馬総統の当選は確実で、9月12日の国民党第18期中央委員会全体会議で党主席に正式に復帰する見通しだ。

 馬総統は党主席を兼任することにより、政党トップの肩書きで中台対話を進める名分が整う。焦点は中国共産党の胡錦濤総書記(国家主席)との会談がいつ実現するかに移る。馬胡会談実現の可能性について、馬総統は「主席に選出されたら、その時に説明する」と述べるにとどまった。党内では馬総統が2012年の次期総統選で再選された後に馬胡会談が実現するとの見方が有力だ。