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工業用紙価格、Q3に10%再値上げか


ニュース その他製造 作成日:2009年6月11日_記事番号:T00015892

工業用紙価格、Q3に10%再値上げか


 11日付工商時報によると、工業用紙大手3社、永豊餘造紙、正隆紙業、栄成紙業は、市場の需要回復で工業用紙の原料となる古紙が、米国からの輸入価格および台湾域内価格ともに値上がりしていることを受け、第3四半期中に工業用紙価格の約10%引き上げを検討しているもようだ。

 同製品は6月に今年初の値上げ(10%)を行ったばかりだが、輸入古紙価格は年初の1トン当たり105米ドルから155~160米ドルへと約50%上昇、台湾内でも1キログラム当たり1.8台湾元(約5.4円)から3.5元へと2倍近くはね上がり、コストを十分に反映しきれないため、再値上げに踏み切る見込みだ。

 工商時報によると、古紙は工業用紙原料としてコストの約50%を占める。古紙価格の値上がりは既に原料コスト全体の30%上昇を招いているが、現時点では工業用紙価格には十分に反映されていないという。