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中鋼の台湾向けコイル価格、平均7%値上げ 【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年6月11日_記事番号:T00015896

中鋼の台湾向けコイル価格、平均7%値上げ 【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は10日、7~8月の台湾域内向け鉄鋼製品の価格値上げを発表した。冷延・熱延コイルの値上げ幅は1トン当たり平均1,268台湾元(約3,800円)、約7%の上昇となる。中鋼の値上げは今年初めて。11日付工商時報が報じた。
 
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 中鋼の鍾楽民・執行副総経理は今回の値上げについて、「国際相場の上昇に合わせることと、高価格な原料コストを反映させることが目的」と説明した。しかし、高価格な原料やスラブの在庫消化が9月までかかるため、今回の値上げ幅ではなお不十分で、「黒字転換にはなお努力が必要」との見方を示した。

 ただ証券会社は、中鋼は第3四半期内に低コスト原料の使用が始まる上、今後は鉄鋼価格が安定しさえすれば需要は増え、価格も引き続き上昇するとみており、同社は第3四半期に黒字転換を果し、第4四半期はさらに業績を伸ばすとの見方を示した。