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8.5世代パネル工場の中国進出、「早いほどよい」=奇美電


ニュース 電子 作成日:2009年6月11日_記事番号:T00015906

8.5世代パネル工場の中国進出、「早いほどよい」=奇美電

 
 液晶パネル大手、奇美電子(CMO)の呉炳昇董事(次期副董事長)は、中国は今後1~2年内に米国を抜き世界最大の液晶テレビ市場になるという予測を示した上で、対中投資規制が緩和されて第8.5世代パネル工場を中国に進出させる時期は、早ければ早いほどよいという考えを示した。11日付電子時報が報じた。

 呉董事は、日韓のパネルメーカーが現在、中国カラーテレビメーカーとの提携を競って進めていることを挙げ、中国商機を逃すと台湾パネル産業には今後10年希望はないと強調した。さらに、現在ブランド力を伸ばしている中国テレビメーカーは液晶パネルに弱みがある一方、台湾のパネルメーカーはブランド力に欠けるものの、製造技術や特許、経営管理などに優れているため、両者の提携は最高の組み合わせとなると指摘した。

 奇美電が8.5世代工場向けの製造設備を中国メーカーに売却したとの観測について呉董事は、規定に違反する行為はないと否定した。その上で、必ず台湾に8.5世代工場を建てると語り、時期は需要の動向次第だと説明した。