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SPIL、TMCへの出資に意欲【図】


ニュース 電子 作成日:2009年6月11日_記事番号:T00015910

SPIL、TMCへの出資に意欲【図】

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は10日、域内DRAM産業の再生を目標に、政府主導で設立準備が進められている台湾記憶体公司(TMC)への出資を検討していることを明らかにした。同社が扱う製品はロジックIC9割、メモリ1割という構成で、TMCへの出資でメモリ事業の拡大を検討しているのではないかと注目を集めている。11日付経済日報が伝えた。
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 林董事長はTMCの設立について「準備や方向性は的確だ。台湾DRAM業界は技術で日韓に1~2世代遅れを取っており、TMCがこれを覆す可能性を持っている」と肯定的な見方を示した。

 林董事長はまた、IC設計大手の聯発科技(メディアテック)や液晶パネル大手が中国の内需拡大政策の恩恵を受けて業績を上昇させていることを挙げ、DRAM業界でも中台が提携する「Chaiwan」モデルを取り入れて中国が台湾からDRAMを調達することにより、危機的な状況を脱することができるとの考えを示した。