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王建民を名乗るアカウント、SNS投稿コメントは偽物


ニュース 社会 作成日:2009年6月17日_記事番号:T00016003

王建民を名乗るアカウント、SNS投稿コメントは偽物

 
 米国で2006年7月から始まったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「Twitter(ツイッター)」は、非常に人気のあるネット上のコミュニティーサイト。有名人も多数登録しており、ファンとの交流の場にもなっている。

 米大リーグ・ヤンキースの王建民投手が「Twitter」に登場したのは08年5月のこと。アカウントは「ChienMingWang」、アイコンは背番号40のヤンキースのユニフォームを着た写真だ。

 王投手が寄せるコメントは、大リーグでの試合や自身の負傷についてのもの。例えば08年5月19日のコメントは、「今日はうまく投げられなかった。ジラルディ監督のためにも勝たなくては。彼はいい監督だ」。

 また、昨年6月に右足を負傷した後には、「石膏(せっこう)の中の脚がかゆい」と投稿。スランプに陥り、故障者リスト入りしていた今年4月には「臀部(でんぶ)の筋肉の物理治療をしているところ。早く登板させてほしい。みんな、応援ありがとう」。この1年間のコメント数は計15回で、いずれも英語だが、500人を超えるファンが購読している。

 ところが、王投手のマネージャーによると、彼はこれまで「Twitter」のアカウントを申請したことはなく、これらのコメントはすべて「王建民」を語る偽者の仕業だということが判明した。

 SNSで有名人になりすますケースはこれまでにも多々あり、このような混乱や被害を避けるため、先手を打って先に登録する有名人も。

 「Twitter」は、米大リーグ、セントルイス・カーディナルスのトニー・ラルーサ監督から、偽アカウント放置で提訴されたこともあり、アカウントが本物であることを認証するサービスを導入することになった。まずは政府関係者や公的機関、アーティストやスポーツ選手など有名人が対象となる。

 なお、王建民投手の公式サイトは、英語サイト(www.40chienmingwang.com)と中国語サイト「王建民。小王子加油基金」(www.cmwangderful.com)の2つがある。