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第4回江陳会談、前倒しに向け準備


ニュース 政治 作成日:2009年6月17日_記事番号:T00016004

第4回江陳会談、前倒しに向け準備

 
 中台双方は窓口機関による第4回トップ会談(江陳会談)を当初計画より前倒しし、可能ならば両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の締結にこぎ着ける方向で準備を進めている。17日付工商時報が伝えた。

 消息筋によると、台湾側の準備さえ整えば、中国側は第4回会談を早ければ7月末、遅くとも8月に前倒しすることに同意する見通しだという。7月中に立法院財政委員会のメンバーが訪中し、台湾側から経済部関係者が随行する形で、中国商務省とECFAの細部について交渉を行う。

 馬英九総統はこのほど、「条件さえ整えば、第4回会談でECFAを締結したい」と述べている。中国の胡錦濤国家主席も5月26日に呉伯雄国民党主席と会談した際、「下半期にも両岸(中台)の経済協力協議の締結を完了したい」と明言している。

 中台は当初、第4回会談を10月ごろに開き、ECFA締結を目指す構えだった。しかし、台湾では年末に県市長選挙を控えているため、国民党はECFA締結を前倒しし、選挙でECFAが焦点とされることを避ける狙いがあるのではないかとの見方も浮上している。