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K-SWISSの時計商標、知的財産裁が取消し


ニュース その他製造 作成日:2009年6月17日_記事番号:T00016012

K-SWISSの時計商標、知的財産裁が取消し

 
 知的財産裁は16日までに、スニーカーブランドの米K-SWISS(ケースイス)が登録した「ケースイス&シールド・デバイス」という商標の取り消しを命じる判決を下した。17日付工商時報が伝えた。

 K-SWISSは1966年の設立以来、スニーカーや衣料を生産してきたが、2006年になって時計に使用する目的で問題の商標を登録した。これに対し、高級時計の本場スイスの業界団体が「消費者の誤解を生む」として、台湾の知的財産権局に異議を申し立てていた。

 スイスの時計業界側は、知的財産権局に異議申し立てを却下されたのに続き、経済部への訴願も退けられたため、知的財産裁に提訴していた。

 K-SWISS側は既に多角経営に乗り出し、消費者が誤認する可能性はないなどと主張したが、知的財産裁はK-SWISSの商標は主にスニーカーや衣服に使われており、多角経営を行っているとは認定できないと判断。消費者の誤解を生む可能性があるとして、商標法に基づき、知的財産権局に特許登録を取り消しを命じた。