ニュース 電子 作成日:2009年6月18日_記事番号:T00016061
EMS(電子機器受託生産サービス)業界でライバル関係にある鴻海精密工業と中国・比亜迪(BYD)が、急速な成長を見せる中国のノーブランド低価格ノートパソコン(ネットブック)市場で競争を激化させているもようだ。業界関係者によると、EMS業者は現在、ネットブック市場において、積極的にブランドメーカーからの受注を目指しているが、研究開発(R&D)能力において依然、ノートPCのODM(相手先ブランドで設計から製造までを担当)メーカーに遅れをとっているため、ノーブランド市場が鴻海とBYDの主戦場となっているようだ。18日付電子時報が報じた。
BYDはモジュール開発コストを抑え、販売価格約1,500人民元(約2万1,000円)で既に出荷を開始しており、さらに今後は1,000人民元まで引き下げる勢いだという。一方の鴻海も相次いで展示会にネットブックを出品しており、今年はブランドメーカー、ノーブランドメーカー双方に100万台規模の出荷を行う見通しだ。
ある市場調査によると、中国におけるノーブランドネットブック市場規模は2009年が250万~300万台、10年は350万~400万台に成長する見込みだという。
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