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台湾企業大手500社、昨年は2割が赤字


ニュース その他分野 作成日:2009年6月19日_記事番号:T00016072

台湾企業大手500社、昨年は2割が赤字

 
 昨年2008年、台湾企業大手500社のうちの23%に当たる115社が赤字を計上し、赤字企業の割合が過去最悪だったことが中華徴信所が18日発表した調査結果によって明らかとなった。昨年9月の金融危機に端を発した世界的な景気低迷が、台湾の産業界にも大きな打撃を与えたことがうかがえる。19日付経済日報などが報じた。
 
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 大手500社の昨年の純利益は1,847億台湾元(約5,400億円)で、前年の1兆5,781億元から86.78%もの大幅減となった。また500社の従業員数も、昨年は2003年以降で初めて減少に転じ、前年比2万1,400人減となった。

 こうした状況の中、昨年の純利益が多かった企業は上位から、▽台湾積体電路製造(TSMC)、999億元▽鴻海精密工業、551億元▽中華電信、450億元──となった。
  
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 一方、昨年の売上高が多かったのは順に、▽鴻海、1兆4,730億元▽台湾中油、9,576億元▽国泰人寿保険、9,352億元──。一昨年は売上高が10位以内だったが、昨年10位圏外に転落したのは、▽華碩電脳(ASUS)▽友達光電(AUO)▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)──で、ハイテク業界で特に打撃が大きかったようだ。