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銀行の自己資本比率、4段階の新基準を設定


ニュース 金融 作成日:2009年6月19日_記事番号:T00016074

銀行の自己資本比率、4段階の新基準を設定

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は18日、国際決済銀行(BIS)基準に基づき銀行の自己資本比率を4段階に分類する新基準を発表した。同比率が8%を下回った場合、直ちに是正措置を求め、2%未満まで低下した場合には、90日以内に公的管理下に置くことが骨子となっている。19日付工商時報が伝えた。

 新基準は自己資本比率を2%、6%、8%を境に資本充足(8%以上)、資本不足(6%以上8%未満)、資本の顕著な不足(2%以上6%未満)、資本の深刻な不足(2%未満)に分ける内容。

 現行の銀行法では自己資本比率が2%を下回った場合の公的管理移行が定められているだけで、同比率が2~8%のケースに関しては明確な基準がなかった。新基準の設定で、同比率が8%を下回れば、金管会は銀行に期限内の資本増強や財務・業務改善計画の提出を求めることが可能となる。

 昨年末時点で台湾の銀行40行のうち、自己資本比率が8%を下回っているのは、板信商業銀行(7.52%)の1行のみとなっている。