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サムスン・LGがネットブック拡大、台湾IC設計・部品メーカーに恩恵


ニュース 電子 作成日:2009年6月19日_記事番号:T00016088

サムスン・LGがネットブック拡大、台湾IC設計・部品メーカーに恩恵

 
 サムスン電子とLG電子が低価格ノートパソコン(ネットブック)の展開拡大を決定したもようで、同市場のさらなる成長が期待され、台湾のIC設計、部品メーカーが恩恵を受けそうだ。台湾のあるIC設計業者は、最近韓国PC大手からネットブック関連の受注が大幅に増えたと語っている。19日付電子時報が報じた。

 サムスンは既に2機種を販売中で、今後さらに3機種を発売予定だ。LG電子も既に2機種を販売、下半期に追加投入を予定している。IC設計業者によると、サムスンは日米市場、LGは欧州市場に注力するようだ。

 ただ、サムスンはほぼ自社で製造、LGは微星科技(マイクロスター・インターナショナル、MSI)に一部生産を委託しているが発注量は多くなく、台湾のノート受託メーカーが受ける恩恵は大きくないようだ。

 台湾メーカーによると、2009年のネットブック市場は2,500万~3,000万台となる見通しで、韓国2社の展開拡大が、ネットブック市場を牽引(けんいん)する宏碁(エイサー)、華碩電脳(ASUS)の台湾大手2ブランドに及ぼす影響は当面限定的だが、将来的にはシェアが奪われる可能性もありそうだ。