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貧富の差拡大、過去最大の62倍に


ニュース その他分野 作成日:2009年6月22日_記事番号:T00016096

貧富の差拡大、過去最大の62倍に

 
 財政部財税資料センターの最新統計によると、全土537万世帯の総合所得税(個人所得税)申告世帯を所得額に応じ20段階に分け、平均年収を比較した結果、2007年の所得最高層5%は約428万台湾元(約1,250万円)だったのに対し、所得最低層5%は約6万9,000元にとどまり、両者の所得格差は過去最大の62倍に拡大した。20日付中国時報が伝えた。

 1998年に32倍だった両者の所得格差は、わずか10年で急速に拡大したことになる。その間、台湾経済はおおむねプラス成長を続けてきたが、所得分配の不均衡はますます深刻化したことになる。

 98年から07年までの10年間に家庭所得は平均で5.49%増加した。しかし、低所得層の収入はほとんど増えていない。行政院主計処の家庭収支調査によれば、所得層を5段階に分けると、最低層の所得が0.41%しか増えていないのに対し、最高層では8.18%も所得が伸びていることが分かった。