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作成日：2009年6月22日_記事番号：T00016111
ＡＵＯ、エム・セテックの筆頭株主へ
友達光電（ＡＵＯ）は太陽エネルギー事業における原料確保を重視し、太陽光発電用単結晶シリコンウエハー大手のエム・セテック（本社・東京都台東区、松宮律夫社長）の増資引き受け先となることを19日の董事会で決めた。今後１億2,500万米ドルを投じ、過半数の株式を取得する計画だ。
エム・セテックは変換効率の高い太陽電池用単結晶シリコンウエハーメーカーとして、世界トップクラスの品質を誇る。李焜耀ＡＵＯ董事長は「当社のエネルギー事業における重要な一歩」と評価し、エム・セテックとの提携により、優れた再生エネルギー・ソリューションを提供していきたいと抱負を語った。陳来助執行長（ＣＥＯ）も、同事業で川上から川下までサプライチェーン統合を進め、最高の技術・サービスを生み出すという方針を示した。
ＡＵＯは５月中旬にエネルギー事業を専門とする「友達能源技術公司（ＡＥＴ）」を100％出資で設立した。同社は今後、発電所から一般住宅への太陽電池設置まで、幅広く再生エネルギー事業を手掛けいくとしており、既に台湾および世界の太陽エネルギー開発計画への参加も検討しているという。
