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台湾初のHCPV太陽光発電、台南柳営科学工業区で供用開始【表】


ニュース その他製造 作成日:2009年6月22日_記事番号:T00016114

台湾初のHCPV太陽光発電、台南柳営科学工業区で供用開始【表】

 
 台南県の柳営科学工業区で20日、台湾初となる太陽追尾型反射鏡を使った高効率太陽光発電プラント、ヘリオスタット集光太陽光発電(HCPV)が供用を開始した。初期の発電出力は100キロワット(kW)、将来的には1メガワット(MW)まで拡張する計画で、同工業区へ電力を供給するほか、余剰電力は台湾電力(台電)に売却する。21日付経済日報が報じた。
 
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設置されたソーラー発電設備は計14基。環球先進の蔡総経理は「100%台湾で開発されたシステムだ」と胸を張った(20日=中央社)
 
 同発電プラントは工業技術研究院(工研院)から技術移転を受け、モジュールは台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)と波若威科技(BROWAVE)、追尾システムは伝典光電科技(TRANERGY)が供給した。

 建設を請け負った環球先進科技能源(AREi)の蔡年芳総経理によると、同発電プラントはアジア最大規模で、設置コストは従来型の単・多結晶太陽光発電システムより約30%高い100万米ドル(第1期工事)を投じた。しかし、今後は規模を9倍に拡張した段階でコストを1ワット10米ドルから6~8米ドルまで低減でき、14年以内に回収できるとの見通しだ。

 同社は今後、ハワイ、カナダ、中国などでも市場を開拓したい考えだ。
 
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